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BLOG

2016.02

12

2016.02.12

2016SS 「Change and harmony」

SEPT BLEUS 2016SSテーマ
「Change and harmony」 変化と調和

いつも使いたい色。その時にふと使いたくなる色。好きな素材、その時気になる素材。完成されたと思った形が小さな変化で新しく生まれ変わる。そんな小さなことを積み重ねながら、全体の調和を考え、毎回コレクションを製作しています。
オリジナルのブレードも良いところはそのまま、少しずつ新しい配色やアレンジを楽しみながら、変化と調和の繰り返しから生まれる新しい帽子を目指して。

collection2016ss

2016SSのテーマ、「Change and harmony」変化と調和 は、毎回私が製作する上で大切にしていることをまとめるちょうどよい言葉かもしれません。

今回使用している象徴的なスモーキーパステルカラーの3色、ターコイズ、シーグリーン、オールドピンクは、以前だったらあまり使わなかった色合いです。自分でもこの色を使うことになるとは!という驚きもあったりして、それはそれでまた自分の変化を楽しむ良いきっかけになっていると思います。

定番のデザインの帽子たちも、リボンの位置や素材感を変えてみることで、新鮮な帽子になりました。そんな小さな変化の中に面白みを出していくこと、そしてコレクション全体の調和は、いつも大切に考えていることです。

昔、本の編集のアルバイトをしていたことがあるのですが、帽子のコレクションを考える作業は、1冊の本を作ることに似ている気がしています。

ユニークラインで使用している太いラメブレードの新色のイエロー、ブルー、ショッキングピンクは華やかな色合いですが、ベージュの麻糸と編みあげることにより上質で品のある素材感になり、きりりとした帽子に仕上がりました。

今回、太ラメブレードと、細いラメ糸を編み込んでいる細ラメブレードを組み合わせた帽子をいくつか提案しています。レッド系は、特に見た感じが派手な気がしますが、合わせてみると顔映りもよく合わせやすいので、ぜひ試してみていただければ幸いです。

今回は昨年軽くてかぶりやすいと人気のあった麻ニットに、細ラメ入りバージョンを追加しました。そして綿ニットと麻ニットの組み合わせの帽子など、ちょっと新鮮味のある素材感を提案しています。

ニット素材は、とても被りやすく自分でもプライベートで愛用しているのですが、SEPT BLEUSは、いわゆるカジュアルとはまた違った形で粋に着こなせる、上質ニット+ブレードの組み合わせの帽子を提案していきたいと思います。

2016.01

02

2016.01.02

2016年賀状表面

明けましておめでとうございます。

昨年中は、大変お世話になりました。
おかげさまで、ブランドを初めて18年、会社を設立して10年目を迎えます。

世の中が変化していく中、帽子製作を続けられることに感謝して
今年も1点1点、愛を込めて、楽しみながら帽子を製作していきたいと思います。

みなさまにとって穏やかで素晴らしい年でありますように。
本年もよろしくお願いいたします。

SEPT BLEUS 松信七重

2015.08

24

2015.08.24

2015AW 「SENSE OF WONDER」

2015AW SEPT BLEUSテーマ
「SENSE OF WONDER」

久しぶりに京都を訪れた際に、いつものお気に入りのお寺の入り口の大きな木の下を通り、圧倒的な自然のパワーを感じ、心や体がつつまれるような、洗われるような心地よい気持ちを感じました。

レイチェルカーソンの「SENSE OF WONDER」という本の中に書いてある、子供の頃に体感した自然とのふれあいが、大人になった時に自然によってもたらされる圧倒的な力のすばらしさを感じる力になるということ。

私も子供の頃郊外の住宅地の中ではありましたが、たくさんの自然に囲まれて育ちました。
近くの裏山の森の中を探検したり、草や花を摘んでおままごとをしたり、夏は海で思い切り遊んだり、そんなことの1つ1つが製作やインスピレーションの源になっているような気がします。

小さな頃の頃を少し思い出しながら、今回は自然への畏怖と感謝を込めて帽子を作りました。

2015AW  IMAGE PHOTObrog

今回、テーマのひらめきになったのは、京都にある青連院というお寺に久しぶりに訪れた時のこと。
今回はいつもとは違う夜の特別参拝の時間に合わせて訪れました。
その日も、たくさんの人で賑わい、入り口付近の木々は、人工的に光に照らされている中でも、自然の圧倒的なパワーを放っていました。
こんなに人が賑わっていても、何百年も生きづいてきた自然のパワーは薄れることはなく、自然のシャワーを浴びて、気持ちが洗われるような感覚を久しぶりに感じました。

そんな時に、レイチェル・カーソンの「SENSE OF WONDER」という本に出会い、自分の子供の頃に自然に触れた経験は、今の製作につながっているのではないかと改めて感じました。

子供の頃、シロツメグサで冠をつくったり、4つ葉のクローバーを一生懸命探したり、椿の蕾や花を摘んで、一枚一枚はがしておままごとにして遊んだり、桑の実をつんで食べたり、つつじの蜜をいくつも吸って遊んだりと不思議と思い出すのは、ひとつひとつの小さな自然との触れ合いです。

その頃に着ていた洋服の色合いなども、今使っている色に影響があるような気がしています。私が思い出すのは、グリーンとネイビーのチェックのスカート。子供の頃はピンクに憧れを持っていましたが母にあまり着せてもらえなかったので、ブルー、グレー、ブラウンやオフホワイトに赤やオレンジなど母ごのみの色合いのものが多かったように記憶しています。

人それぞれの自然とのふれあいには物語があり、またそれが影響していろいろなことにつながっていくのではないかと改めて感じる今日この頃です。

今回は、今まであまり使ってこなかったグリーンや、ライトブルー、アイボリーに加えて、定番色の黒のウールのニットをオリジナルで製作しました。ニットに合わせて、グリーンの新色のブレードや、アイボリーの少し明るいブレードも作りました。グレーを基調に、グレーのバリエーションのブレードも何色か新色で製作しました。

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