SEPT BLEUS

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2014AW SEPT BLEUS
La vie durable  「持続可能な生活」

世の中が変化する中で帽子の作り方や、材料についても、持続可能な方法を考える必要があるのではないかと日々感じています。

今の時代に合った形で素材を選び、継続的に生産が可能な方法を考えながら、SEPT BLEUSらしい帽子を創り続けていくこと。

そして、自分の身の回りのことをについて、衣食住ともに微力ながらも持続可能性を意識してものを選び、生活をしていくこと。また、そのような意識を持って製作活動を続けていくことがこれからは大切ではないかと思います。

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毎シーズン次のコレクションのテーマを考えるとき、すっと決まる場合とそのときの自分が気になっていることはなんとなく分かっていても、一つの言葉をまとめるのに時間がかかることがあります。

今回のテーマは、ちょっと日本語にすると堅苦しいイメージもあり、普段から感じていたことではありましたがあえてこのテーマにしてみようと思うのに時間がかかりました。

世の中の流れとして、持続可能エネルギーだとか、再利用だとか、資源を大切にするとかエコロジーな生活とか、日常的に耳にする言葉ですね。自分でも、小さなことでも出来ることを意識して生活しています。そして小さなことでも継続していくことがなによりも大切だと思っています。

あえて公言したり、公表したりする必要はなくとも一度テーマとして扱うことで、SEPT BLEUSの製作の中で無理なくできることを考え直し、有効活用できる方法など少しでも実行して継続していきたいものです。

また帽子の素材は特殊なものがあり、私が帽子づくりをはじめてから20年ぐらいの中でも、生産する人がいなくなりなくなってしまったものもあります。伝統的な技法を後世に伝えていくことはもちろん大切ですが、時代が変わっていく中で、これからはオリジナルの素材を製作するなど、既存のやり方にこだわらず自分なりの作り方を考えていかないと生き残れないと強く感じます。

SEPT BLEUSは、これからも流行に関係なく良いと思う素材、形を少しずつ改良しながら、帽子を作り続けていきたいと思います。

帽子を作るときにどうしてもでてしまう端切れなどを使って今回は象徴的にパッチワークの帽子を1つ作りました。以前から端切れが何か有効に活用できないものかと思って人形を作ってみたり、バックを作ってみたりもしましたが今後、端切れを使っていただける所も見つかったので、これからは端切れを必要としていだける場所へ寄付していきたいと思っています。

端切れなども有効にまた違うものとして提案できるようなサイクルを考えていくこともこれからの課題になるのかもしれません。

あと10年、20年、30年、40年と継続して帽子作りをしていきたいと思う中で日々持続可能な方法を立ち止まって考えたり、修正したりしていくことを忘れないためにも今回このテーマにしました。

2014.06

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2014.06.16

平田暁夫先生を偲んで

平田先生2014−6 ブログ

3月に平田暁夫先生がお亡くなりになり、3ヶ月余になります。

先月、パレスホテルで行われた平田暁夫先生を笑顔で送る会で、先生にお別れをしてきました。

本当に穏やか表情をした先生のお写真と、白い帽子がたくさん重ねられた祭壇にはグリーンと白のお花が野花のようにディスプレイされていてとても素敵でした。

なつかしい学生時代の先生や、同学年の友人などにも会うことができ、ゲストの方の平田先生へのスピーチもとても温かく、こんな風にたくさんの方に尊敬され、慕われてきた先生の偉大さを改めて感じました。奥様が、本当に平田先生はよく働いたとおっしゃっていたのがとても印象的でした。

私も自分らしく先生のように一生涯帽子製作に関わっていかれると良いなあと改めて強く思いました。

また、先生の娘の欧子さんが、これからもAKIO HIRATAの帽子を引き継いでいかれるとのこと。いつまでも、素晴らしい平田先生の帽子の技術とデザインが継承されていくことを心より願っております。きっと、天国から平田先生も見守ってくださっていることでしょうね。

今回のお別れ会には、喪服はNGで楽しい格好で、帽子をかぶってくると平田先生が喜ばれるでしょうというご案内をいただいき、とはいうものの赤のワンピースを着ていく勇気はなく無難に黒のワンピースをドレスアップして帽子をかぶり参列しました。

たくさんの方が帽子をかぶっていらしていて、著名なゲスト方々も多く、会場はとても華やかでした。こうやって、帽子を楽しむ機会があちこちに広がると素敵だなあと。先生もきっとそう思われているのではないかと思います。

帽子教室の卒業生もたくさんいらしていて、みなさんそれぞれ力作を披露されていました。こんなにもたくさん、素敵な帽子を製作できる人がいるのだから、このパワーを何かにつなげらないかしらと思ってしまいました。将来帽子を通じて何かご一緒にできればよいですねと、少し同業者のデザイナーさんとお話ししたりもしました。

私は、アトリエで実際に働いて平田先生に師事した訳ではありませんが、学校に2年間通っている間に身につけた自由な帽子作りの精神が、今も自分のベースになっていると思います。
本当にあの時期に、平田暁夫帽子学校に通えたことは幸運なことだたと思います。

平田先生のご冥福を心よりお祈りいたします。

お別れ会の間に、嬉しい帽子の依頼メールが入り、なんだか先生がご褒美をくれたような気分になりました。

星野道夫さんの「旅をする木」という本の中で見つけたことば
「It made my day」

そのわずかなことで一日が満たされてしまうということ
その言葉がとても心に響きました。
シンプルでとても素敵な表現
そんなことを考えながら今回は帽子を作りました。

 
blog20140131

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