SEPT BLEUS

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SEPT BLEUS

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2011.03

15

2011.03.15

2011.3.11のこと

今回の災害について、被害の大きさ重さに対して、自分の気持ちをどう書いても、言葉が釣り合わないような気がしてしまいます。

日々、流れてくる新しい情報は、現実とは思えないようなことばかりですが、しっかりと受け止めて、これからどうしたらいいのか考えて行動をしなければいけないのかなあと思っています。

地震のときは、東京で一人、アトリエにいました。ものすごい揺れがあり、棚の上から、材料の入った籠が落ち、上部のバルコニーの部分からも、帽子のスタンドがどんどん落ちてくる。本棚の本や、CDが飛び出して、大きな鏡は倒れ、キッチンもいろいろなものが散乱して、食器棚からも、もの落下してグラスや器が割れていく。ものが多く、落ちそうな飾りものも多いので、仕方がないなと思いつつも、揺れている時間はとても長く感じられて、一瞬、これで本当にもう終わりかなあと思ってしまったぐらい、おそろしかったです。

その後、しばらく、家族や友人との連絡も取れず、とても心配しましたが、連絡が取れた時には、本当にほっとしました。

ニュースを一日中、聞きながら、一人でいると、そらおそろしくなり、自分は、東京にいて、家族も友人も元気で、生活も困っているわけではないのに、ネガティブ満載な気分になりがちですが、こんな時こそ、目の前にある仕事をきちんとこなして、これからの復興のためにも、元気に前向きに行動しないといけないなあと思います。

今自分にできること。今は、せめての節電と、しっかり自分の仕事を続けていくこと。そのために、情報をきちんと受け止めることは大切ですが、気持ちをしっかり持って冷静に判断しなければといけませんね。

こんな時に、楽しむのは不謹慎と思われがちかもしれませんが、自分が元気でいられるように、どんな時でも、日々の生活を楽しむことを忘れてはいけないなあと思います。そして、どんなときにも、感謝と人を思いやる気持ちを忘れないこと。まわりの人たちと支え合うこともとても大切。

普段、使っている水やガスや電気についても、ひとりひとりが気をつけて使うことを意識すること。普段、当たり前に使っているものが当たり前ではないということを改めて考え直し、生活を改めていくことも大切かなと思います。食べるものも、まずは家にあるものを見直して、工夫して食べてみると意外と新しいレシピが生まれたりするかもしれませんね。

なんだか、ありきたりのことしか思いつかないけれど、小さなことをみんなが気をつけていくことで、大きなエネルギーになることを願いましょう。

前から思っていたことですが、本当に必要なものは何なのだろうということを今回、改めて、ものすごく考えている気がします。

これ以上、大きな被害が広がりませんように。一人でも多くの人の命が救われますように。
1日も早く、被災者の人たちが、穏やかな生活に戻れますように。人々が、希望を失わずに元気な笑顔になれますように。


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