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2020.01

14

2020.01.14

2020SS SEPT BLEUS 「小さな旅の記憶 Souvenirs de petit voyage」

旅先の旅館の部屋に備え付けてあった素敵な色合いの器。

その器でお茶を飲みながらふとこの色合いの帽子を作ってみたいと思いました。

子供が寝た後、静かな夜にゆったりと読書をした贅沢な時間。

靄の中、草花が瑞々しく幻想的の中の庭園散歩。

ムスカリのお花にアリウムの花が散ってしまった後の美しい蕾たち。

小さな旅の記憶は普段の生活の中に彩りを加えてくれます。

main

電車や車が大好きな息子が2歳になり、最近小旅行に行くことが増えました。

色々な偶然が重なり、6月初旬、梅雨真っ盛りで一番観光客が少ない時期に軽井沢を訪れました。駅に降りると肌寒く、しっとりとした一面霧の別世界。その中で訪れた千住博の美術館。美術館の中から庭を散歩しているような不思議な感覚を味わいました。美術館の庭に出ると、まだ霧がかかっていて幻想的な雰囲気の中の散歩も楽しみました。

宿泊した古民家を改装した旅館は、居心地がよくシーズンオフだったのでお客さんも少なく、丁寧に作られた美味しい料理、静かなサロンでゆっくりと読書をする贅沢な時間を過ごしとてもリラックスできました。今まで夏のオンシーズンの人だらけの軽井沢にしか行ったことがなかったのですが、あえて梅雨時期の軽井沢も良いものだと感じました。そして、今回のテーマの色合いになったティーカップが部屋に備え付けてあったのですが、とてもきれいな色合いでお茶をいただきながら、ふとこんな色合いの帽子を作ってみたいと思いました。

今回は三島にあるクレマティスの丘の美術館の庭で見た、咲き終わったアリウムの実をコサージュにしました。丸くてボンボンのような花が咲いた後に残る実がまたブーケのようにとても美しくて印象的でした。

クレマティスの丘でちょうどディック・ブルーナ展の花の展覧会を開催していて、ムスカリの花のモティーフはこちらから。

ミッフィーの絵本は子供に読み聞かせで改めて読む機会があり、改めて楽しんでいます。シンプルな色と線で描かれ、子供が集中できるように熟考の上に24ページまとめられた絵本は何度読んでも新しい発見があります。またディック・ブルーナさんがいつも家族を大切に日々楽しみにながら仕事を続けていたことを知り、より魅力を感じています。

子供が生まれてから子供に絵本の読み聞かせをすることで、私の方にもたくさんの発見があり、一緒に絵本を楽しませてもらっています。子育てを通じて今まで目を向けていなかった別の世界の広がりを感じる今日この頃です。


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